再発多いうつ病(4)
うつ病は再発しやすい
「うつ病は、慢性の経過をたどり、しかも非常に再発しやすい疾患である。患者の八割が一回以上の再発を経験するといわれている。軽いエピソードを含めるとほぼ100%の人が再発するともいわれている。こうした再発を予防するためには抗うつ薬の長期投与が勧められている。
二〜三カ月の急性期治療で症状が寛解しても最低六〜十二カ月の抗うつ薬の継続投与が必要であり、この期間は抗うつ薬を減量したり中止すると再発しやすいことが次第に明らかとなっている。つまり、一度うつ病になると最低六〜十二カ月は継続的に服用したほうがよいことになる。特に再発をしやすい人は生涯にわたる服薬が必要となることが多いこうした長期間の投与には、副作用が少ないSSRIが適しているといえる。」(1)
(注)
- (1)大坪天平「SSRIによるうつ病治療」(『こころの科学97』日本評論社)33頁。