秋田県合川町の試み
自殺率が最も高いといわれる秋田県の合川町では、ボランティアの「相談員」をうつ傾向にあるお年寄り宅に派遣する試みが始められました。(1)。
これは、臨床心理士ではなくて、一般の人に、うつ病についての講義をして、対象者(うつ傾向があるとわかった人)の自宅を訪問して自殺されないように相談相手になるものです。このように、しろうとでも、うつ病、自殺だけの問題点を学習するだけでも、悩む人の相談相手になったり、孤独をまぬがれたりして、うつ病の悪化、自殺を防ぐことができると期待されています。
(注)
- (1)NHK、福祉ネットワーク、2003年9月9日「高齢者・うつにならない生活術 うつ病 自殺を防げ」
うつ病の予防、自殺の防止には、長期間の接触が必要であり、高給を支払う心理士、医者などでは、膨大な予算が必要となり、実際には、遂行できません。多額のカウンセリング料を支払って、このような相談、カウンセリングを受けたいという人は限定されますので、ビジネスとしても採算がとれず、人口の少ない地域では成り立ちません。
臨床心理士などがいないとか、高い報酬を支払う人などでは手が回らない領域で、ボランティア、一般人の貢献が大きな意味を持ちます。その時、自己洞察瞑想療法を習得していると、相談員は自信を持って、カウンセリングをできるでしょうし、うつ病からの回復を確かなものにするでしょう。相談員になる人自身も、他者のためにすることができて生きがいとなり、自身がうつ病になることを防止するという意味もあります。