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自殺しない、させない

う つ 病 の 症 状

自 殺 し な い
身近な人を自殺させないために


う つ 病 の 症 状

「うつ病」の主な症状は「抑うつ(よくうつ)」である。ただ、「仮面うつ病」といって、抑うつの症状を訴えないで、身体症状が前面にでていて、内科の病気とまぎらわしいものがある。通常のうつ病の症状は、精神症状と身体症状が伴う。

精 神 症 状

 うつ病には精神症状と身体症状を伴うことが多い。精神症状の中でも、特に、「抑うつ」という感情障害が基本症状である。「抑うつ」症状は、強度の気持ちの沈み、ゆううつ感がである。

うつ病には、思考の障害もある

 さらに発展すると次のような妄想が生じる。(C25)

身 体 症 状

 身体症状としては、自律神経系の障害により、様々な症状があらわれる。最も多いのは睡眠障害で、寝付きが悪い、朝早くめがさめる、眠りが浅い、など。
次いで、食欲低下、性欲の低下という生命活動に関する欲望が低下する。身体がだるい、下痢、便秘、胃腸系の障害もある。腹痛、頭痛、筋肉痛、四肢痛などの痛みもあり、うつ病と知らないで、その方面の医者にかかることも多い。
その他、肩こり、しびれ、めまい、動悸、発汗、口のかわき、胸やけ、息苦しさ、胸の圧迫感、熱感、目のつかれ、食べ物の味がしない、頻尿など多彩な症状がある。(A74)(C27)
そして、これらの症状は、一日のうちで変動があり、特に朝から午前中に調子の悪い人が多い。

 毎日大勢の患者を診察する内科医は、患者の話をゆっくり聞いている時間がないので、患者が訴える身体症状のみで判断して、「うつ病」を見落としてしまう恐れがある。従って、身体症状がなかなか改善しない場合(高齢者の場合も)、うつ病に詳しい医者にみてもらうことが大切である。

態 度 ・ 行 動

 うつ病になっている人は、精神症状のために、一般には、外出したくない、人に会いたくない、楽しめていたことが楽しめず好きな事をしない、ボーッと閉じこもって何もしない、出社しない、登校しない、非行に走る、人づきあいが悪くなるなどの行動の変化が見られる。まじめでがんばりやの生徒の成績が急に下がる、まじめでよく働いていた人の仕事の能率がおちてくる。
行動の最大の異常は、自殺行動である。この病気がひどくなると極度のゆううつ感、絶望感により自殺する人がある。これが、この病気のこわいところである。毎年、多くの人が自殺するが、健康問題、経済問題、いじめ、などから苦悩しているうちに、「うつ病」になって、その治療を受けないでいると、自殺することがある。
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